2018/10/25

『スピニングロッドの名称』や『必須タックル』の中でガイドのことをお話しました。
では、PEラインを使うためのガイドはどんな形なのでしょう。
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PEライン対応の各部ガイド
PEラインは柔らかくしなやかなので、よれたり絡んだりしやすいんです。裁縫に使う普通の木綿糸の方が張りがあって結びやすいと感じるくらいの柔らかさ。それを綺麗にさばいて絡みにくくしてくれるのがPEライン対応ガイドの役目なんですね。
タモレの愛用ロッドをモデルにお話しますね。
トップガイド
これはMNSTガイドです。
傾斜ブリッジが高いので絡みかけたラインが滑っていって抜けてくれやすい形です。
背面部も、金具の継ぎ目がデコボコになっていないので絡みかけたラインが抜けやすくなっています。
逆に、ブリッジがなかったり、背面の金具の継ぎ目がデコボコしているとラインが絡みやすくなります。
中間部ガイド
これはLDBガイドです。
適度な傾斜があるので、ラインがかぶってもスルリとさばいて抜けてくれるようになっています。
ガイドがロッドに対して直角に近いと、ラインがかぶってガイドに絡みやすいようです。
バットガイド
ローライダーとも呼ばれるLCガイドです。
傾斜ブリッジがついているので、絡んだラインもスルリと抜けてくれます。
傾斜ブリッジがないと絡んだら抜けずに絡みます。
バットガイドには他に新たにKガイドなども登場しています。
ガイドのメーカーさんの製品ページに、絡みにくい理由が分かりやすくイラスト付で掲載されているので、リンクを貼っておきますね。
トップガイド(富士工業)
LDBガイド(富士工業)
LCガイド(富士工業)
Kガイド(富士工業)