2018/10/25
ライン(道糸)とはリールにたっぷりと巻かれている釣糸のことです。
ラインにはいろいろな種類がありますが、エギングや多くのルアー釣りではPEラインという種類を使います。
PEラインはどんなものでしょう?何を基準に選べばいいのでしょう?
目次
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PEラインの選び方
まずはラインの種類を知っておこう
釣糸にはナイロン、フロロカーボン、PEがあります。
ラインにはナイロンかPEライン、リーダーにはフロロカーボンかナイロンを使います。
それぞれの特徴を見てみます。
ナイロン | PEライン | フロロ カーボン |
|
---|---|---|---|
強度 | 強い | 非常に強い | 中間 |
伸縮性 | 高い | 低い | 中間 |
比重 | やや軽い | とても軽い | 重い |
硬さ | 柔らかい | 非常に柔らかい | 硬い |
吸水率 | 高い | 低い | 非常に 低い |
巻き癖 | つきやすい | つきにくい | とてもつきやすい |
強度
引っ張られた時の強度です。強い方が大物が掛かってもラインが切れにくいということになります。
PEラインとナイロンを比べると、同じ号数ならPEの方が2.5倍くらい強いそうです。同じ強度なら、より細いラインを使えるということにもなります。細いラインの方が摩擦が少なく飛距離が出やすいので、PEラインがおすすめです。
伸縮性
引っ張られた時の伸びです。伸縮性が高い方が、引っ張られた時のショックは和らぎますが、アタリが来た時の感度が落ちます。
比重
水に対する比重で、軽い=水より軽いので浮く、重い=水より重いので沈む、ということになります。
水に軽くて浮きやすいので、エギングなどルアーを海底に沈めたい場合は先端に比重の重いフロロカーボンをリーダーとして使います。
硬さ
柔らかい方がしなやかで扱いやすいです。
吸水率
低い方が水を吸わないので劣化しにくいです。
巻き癖
リールに長期間巻いた状態だと、硬い素材ほど巻き癖がつきやすいです。
巻き癖がつくとまっすぐに飛ばなかったり絡みやすかったりと、とても扱いにくいです。
ナイロンは安いし扱いやすくて初心者向きと言われていますが、劣化しにくくアタリが取りやすいPEライン+フロロカーボンの組み合わせがおすすめです。安くても劣化が早くて巻き癖もすぐについてしまって何度も新しいものと取り替えるくらいなら、最初に少し高めのものを買っても長く使えた方が手間も少ないしお得ですよね!
PEラインに種類はあるの?
PEラインは非常に柔らかくしなやかなので、絡みやすいというデメリットもあります。
ライントラブルは避けたいですよね。
そこで、やや張りのあるタイプのPEラインを選ぶのが初心者が扱いやすくなるポイントとなります。
張りがあるほうがライン同士を結ぶときもやりやすいです。
編みの本数
PEラインは数本の糸をよって作られています。8本編みと4本(3本)編みに分かれます。
8本 | 4本(3本) | |
---|---|---|
1本当たりの太さ | 細い | 8本の倍くらい |
コシ、張り | しなやか | コシがある |
耐摩耗性 | やや弱い | 8本よりは強い |
価格 | 高い | やや手頃 |
ラインの色
各社いろいろな色が出ています。1mごとに色が異なるタイプもあります。
深さを図るのであれば、数メートルごとに色が変わるものが便利です。
魚に見えにくい色であれば、クリアやブルー系ですが、自分からは見えにくくなります。
オレンジは魚から見えにくくて人間から見えやすい、と言われているようです。
どんなPEラインを選べばいいの?
ややコシのある3~4本編みで、安すぎないもの。
3~4本編みは、あまりに安価なものは強度が心配という話も聞きます。
タモレは比較的リーズナブルなシマノのパワープロ ハイパーオレンジを使っています。
0.8号と1号は3本編み、その他は4本編みですが、これは強度の心配もなく可視性も高くて適度なコシがあって扱いやすくておすすめです!
号数は0.8号を使っています。
長さは100~150mですが、リールのスプールの深さに合わせます。
深さに対してPEラインが少なければ、先に安いナイロンラインで下糸を巻いてからPEラインをつないで巻きます。
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